【飯豊山2003】
飯豊山の花2003

2003年8月18日(月)〜19日(火)

 8月18日(月)雨
  胎内ヒュッテ(8:20)〜足の松尾根登山口(9:10)〜姫子の峰(10:20)〜大石山分岐(13:40)〜頼母木小屋(14:10)(泊)
 8月19日(火)雨時々曇り
   頼母木小屋(6:55)〜大石山分岐(7:30)〜姫子の峰(10:00)〜足の松尾根登山口(11:10)〜胎内ヒュッテ(12:00)


8月18日(月)
早朝、新潟の実家より車で胎内ヒュッテへ。駐車場には2台の車が止まっていた。 胎内ヒュッテはカギがかかっていて誰もいないようだったが登山計画書を書いて置いた。 ここで水を水筒に入れて小雨の中をアスファルトの林道を歩き始める。 工事用の車が何台か追い越して行く。 砂利道の林道にかわりやがて橋を渡ると足の松尾根登山口に着く。
足の松尾根に取り付く。ブナ林を行くと急な登りが少し続く気温は低いが雨具を着ているので汗が吹き出る。 一年に一度の恒例の登山で体が慣れていないので急登は応える。しばらくすると、4人パーティが下ってきた昨日は頼母木小屋に泊まったと言う。 姫子の峰手前で休憩して姫子の峰にでる。3人パーティとすれ違う。小雨が止まないもちろん遠望はきかない 。ヒメコマツの尾根を行く。ちょっとした岩場を過ぎると滝見場に着く。ガスっていて見えない。 しばらく登って行くと水場に着く。ホースは巻いてあって水は出ない。水場分岐では<78m水場>と書いてある看板があったが行かず通り過ぎる。 しばらくして休憩して登りだす。すると2人が下ってきた。話をしていると頼母木小屋の小屋番さんとわかった。今日で小屋は無人になったとの事であった。 またすぐに2人パーティとすれ違う。雨も小降りなってきたので雨具の上着を脱いで登る。 花もこれっと言ったものはない。ホツツジ、リョウブが所々に咲いている、ナナカマドの実はまだ赤くなっていない。 やがて森林限界を越えるが展望は利かないただ登るだけである。途中休憩して実家で作ってもらった赤飯とキュウリとナスの塩漬けを食べるこの漬物が山ではおいしい。 笹の道を越えると大石山分岐に着く。今日は杁差小屋までいく予定だったがこんな天気なので頼母木小屋に泊まることにした。 ここから頼母木小屋までは雨風が強くせっかく咲いている花の写真も撮れなかった。びしょ濡れで頼母木小屋に着く。
小屋には先客の2人パーティが2階に居た。この小屋の水は豊富に出ていて冷たくておいしい。今日から無人小屋になったのでトイレもカギが掛かっていて使えない。 登ってくる途中でも聞いてはいたけどトイレは自由に使えるようにして置いたほうが山が汚れなくてよいと思うのだが。 雨が小降りになったので小屋の近くの花の写真を撮りに出たが風が強く少し撮っただけで戻った。 今日はもうこの小屋にくる人たちはいないと思っていたら4時過ぎに6人パーティが雨の中到着した。 東京の山の会のパーティで今日、丸森尾根をゆっくり登ってきたと言う。3泊4日で飯豊本山まで縦走しダイグラ尾根を下りる予定だと言う。携帯電話は圏外ではあったが実家からの電話がタイミングよくつながった。 簡単に夕食を食べ早々に寝た。シュラフカバーだけだと寒いと思い小屋にあった毛布を掛けて寝た。



足の松尾根登山口

足の松尾根登山口からすぐのブナ林
頼母木小屋 頼母木小屋より頼母木山方面 頼母木小屋より地神山方面
大石山分岐より胎内尾根方面 大石山分岐分岐より胎内尾根方面


大石山分岐を少し下った尾根より胎内尾根方面

大石山分岐を少し下った尾根より胎内尾根方面


8月19日
明け方もかなり激しい雨が降っていた。5時ごろ起き外へ出てみると小降りにはなっているが時々激しく降る。頼母木山方面の稜線が少し見えたので写真を撮った。今日は門内岳〜北股岳方面のお花畑を見てこようと思ったがこの雨ではしょうがないので胎内ヒュッテへ降りることにした。簡単に食事をして小屋をでる。小雨の中を大石山分岐まで花の写真を撮りながら登る雨でデジカメが壊れそうになった。もうだめかと思いながらデジカメを拭きながら撮り続けた。風がないだけなんとか撮れた。今度買うとき防水カメラと決めた。花はタカネマツムシソウ、ハクサントリカブト、ハクサンシャジン、タカネナデシコ、ミヤマコゴメグサ、ハクサンイチゲ、ウメバチソウ、ハクサンフウロ、キオン、ヨツバヒヨドリ、イワインチン、アザミ、トモエシオガマなどが咲いていた。大石山分岐にでる杁差岳方面は雲の中でぜんぜん見えない。頼母木山方面と胎内尾根方面が少し見える程度であった。小雨の中を下り始める。しばらく下ると単独の男の人が登って来た。杁差岳へ日帰りするとのことだった。かなり朝はやく登り始めたようだ。途中休みながら水場分岐、水場を通過した。しばらく下ると登山道にサルが座っているので写真を3倍ズームで2、3枚撮った。登るとき変な声がしたのはサルだったかもしれない。サルの方に降りていくとサルは脇の方に逃げ出した。見ると子供を抱いたサル、小さいサルなど数匹が群れを成して登山道脇を逃げて行く。寒い冬はどうしているのかと心配にもなった。滝見場を過ぎ岩場を通過し姫子の峰に着く。小雨が降ったり止んだりでいっこうに晴れない。急な下りを降りながら足の松登山口に着く。林道を1時間位歩いて胎内ヒュッテに着く。ここで書いて置いた登山計画書はそのままになっていたので持ち帰ることにした。
飯豊連峰も何回かコースを変えて登ったがどのコースもかなり大変だった。このコースは比較的楽なコースかもしれないと思った。
帰りに胎内パークホテルで温泉のみ(500円)入って帰途に着いた。
足の松尾根を下り始める 大石山分岐を少し下った尾根より鉾立峰方面 尾根より胎内尾根方面
岩場を通過 岩場を通過


足の松尾根のサル 足の松尾根のサル
飯豊山の花2003

飯豊朝日連峰の登山者情報